ナチュラルワインとオーガニックワインの違いとは?特徴や選び方をわかりやすく解説

「ナチュラルワイン」と「オーガニックワイン」。

どちらも「自然に配慮して造られたワイン」というイメージがありますが、実はこの2つは同じものではありません。

オーガニックワインは、有機に関する一定の基準に沿って造られたワイン。一方、ナチュラルワインは、できるだけ自然な方法でぶどう本来の個性を生かすことを重視したワインです。

では、具体的にはどのような違いがあるのでしょうか?

この記事では、ナチュラルワインとオーガニックワインの違い、それぞれの特徴や選び方について、ワイン初心者の方にもわかりやすくご紹介します。

ナチュラルワインとは?

ナチュラルワインは、「自然派ワイン」や「ナチュールワイン」と呼ばれることもあります。

大きな特徴は、ぶどうが持つ本来の個性をできるだけ生かし、栽培から醸造までの工程で人為的な介入を抑えることを重視している点です。

ただし、「ナチュラルワイン」という言葉には、法律によって定められた世界共通の明確な定義があるわけではありません。そのため、生産者によって栽培方法や醸造方法には違いがあります。

一般的には、

・化学肥料や農薬の使用を抑えたぶどう栽培
・野生酵母など、自然の酵母を利用した発酵
・醸造時の添加物をできるだけ抑える
・清澄やろ過などの処理を必要最小限にする

といった考え方が見られます。

ただし、「ナチュラルワインなら必ず無農薬」「必ず無添加」「必ず野生酵母」というわけではありません。

ナチュラルワインという言葉には幅があるため、具体的な造りについては、それぞれのワイナリーの考え方や商品の情報を確認することが大切です。

オーガニックワインとは?

一方のオーガニックワインは、有機に関する一定の基準に基づいて造られるワインです。

ここで重要なのが、「オーガニック」という言葉には、ナチュラルワインとは異なり、制度上の基準があるということです。

日本では、2022年10月から有機酒類がJAS制度の対象となり、2025年10月1日からは、酒類に「有機」「オーガニック」などと表示するために有機JAS認証が必要となりました。

そのため、日本国内で「有機」「オーガニック」と表示されたワインを選ぶ際には、有機JASマークなどの認証表示を確認することが、ひとつの目安になります。

また、海外には国や地域ごとに異なる有機認証制度があります。ワインの産地によって基準が異なる場合もあるため、認証マークなどを確認して選ぶと安心です。

ナチュラルワインとオーガニックワインの違い

では、2つの違いを簡単に整理してみましょう。

ナチュラルワインオーガニックワイン
基本的な考え方自然に近い方法で造ることを重視有機に関する基準に沿って造る
統一された定義なし認証制度・基準あり
ぶどう栽培自然な栽培を重視する生産者が多い有機基準に沿って栽培
醸造人為的な介入をできるだけ抑える傾向認証制度のルールに沿って醸造
認証必須ではない「有機」「オーガニック」表示には認証が必要
味わい生産者によって個性が出やすい一般的なワインと同様、さまざま

一言でいうなら、オーガニックワインは「基準・認証」という側面が強く、ナチュラルワインは「造り手の考え方や哲学」という側面が強い、と考えるとわかりやすいでしょう。

オーガニックワインなら、ナチュラルワインなの?

ここは少し注意したいポイントです。

「オーガニックワインだからナチュラルワイン」とは限りません。

オーガニックワインには、認証制度に基づいた明確な基準があります。一方、ナチュラルワインは統一された定義がなく、ぶどうの栽培だけでなく、醸造においてもできるだけ自然な方法を選ぶという考え方が重視されます。

そのため、

「有機の基準に沿って造られているオーガニックワイン」

と、

「有機認証の有無とは別に、自然な栽培や醸造を大切にしているナチュラルワイン」

は、必ずしも同じものではありません。

つまり、「オーガニック」と「ナチュラル」は、重なる部分はあっても、まったく同じ意味ではないのです。

自然派のワインを選ぶなら、どんなところに注目する?

「自然派のワインを飲んでみたい」と思ったら、まずはワインのラベルや商品ページを確認してみましょう。

有機ワインを選びたい場合は、有機JASなどの認証表示を確認するのがおすすめです。

一方、ナチュラルワインを選ぶ場合は、認証の有無だけではなく、

・どのようなぶどうを使っているのか
・どのような栽培方法を採用しているのか
・どのような醸造方法で造られているのか
・生産者がどのような考えでワインを造っているのか

といった情報にも注目してみるとよいでしょう。

ワインは、同じ「自然派」と呼ばれるものでも、産地や品種、造り手によって味わいが大きく異なります。

自然派・ナチュラルワインを楽しむなら「地中海ブルー」も

自然な栽培やワイン造りに興味を持った方には、少し珍しい「青ワイン」に注目してみるのもおすすめです。

キプロス島で造られている「地中海ブルー」は、キプロス固有品種のクシニステリを使用した白ワインをベースに、ぶどうの皮から抽出したアントシアニンによって、地中海の青い海を思わせる色合いに仕上げた青ワインです。

「自然派のワインを飲んでみたいけれど、普通のワインとは少し違うものを試してみたい」

そんな方にも、青い色合いが印象的な「地中海ブルー」は、新しいワインとの出会いになるかもしれません。

見た目の華やかさはもちろん、キプロスならではの品種やワイン文化を楽しめるのも魅力です。

ナチュラルワインとオーガニックワイン、どちらを選ぶ?

どちらが優れているということではなく、「何を重視するか」によって選んでみるのがおすすめです。

「有機栽培や認証など、基準が明確なワインを選びたい」という方には、オーガニックワイン。

「造り手の考え方や、ぶどう本来の個性を楽しみたい」という方には、ナチュラルワイン。

そんなふうに、それぞれの特徴を知ったうえで選ぶと、ワイン選びがさらに楽しくなります。

また、「自然派ワイン」というだけで選ぶのではなく、産地やぶどう品種、料理との相性などにも目を向けてみると、自分好みの一本を見つけやすくなります。

まとめ|違いを知れば、ワイン選びがもっと楽しくなる

ナチュラルワインとオーガニックワインは、どちらも自然との関わりを大切にしたワインですが、その考え方には違いがあります。

オーガニックワインは、一定の有機基準や認証に基づいて造られるワイン。ナチュラルワインは、できるだけ自然な栽培・醸造を目指す造り手の考え方を重視したワイン、と考えるとわかりやすいでしょう。

自然派のワインに興味を持ったら、認証だけでなく、どこで、どんなぶどうを使い、どのような考え方で造られているのかにも注目してみてください。

いつもの赤や白とは少し違うワインを楽しみたい方は、キプロス生まれの青ワイン「地中海ブルー」のような個性豊かな一本を選んでみるのもおすすめです。

自然や土地の個性を感じながら、自分だけのお気に入りのワインを探してみてはいかがでしょうか。

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